2004年の世界一周旅行

20年近く前の旅行の記憶が薄れないよう書き綴ります

オタワへ小旅行 後編(カナダ オタワ)

<2004/8/2のHPより>
徒歩で10分程の長さの橋を渡ると、ケベック州ガティノー」です。(オタワやトロントオンタリオ州)
ケベック州はフランス語圏なので、橋の向こうの施設では「サンキュー」が「メルシー」に。

アレクサンドラ橋 (写真左)オタワからガティノーを臨む、(写真右)ガティノーからオタワを臨む(右)

<2023年の今、振り返って>
カナダの首都であるオタワはオンタリオ州
オンタリオ州の州都はトロントなので、オタワは首都だけど州都じゃないんですね。
複雑です。

オタワはオンタリオ州(下の図の黄色)の右端にあり、川を渡るとケベック州です。

カナダの州(Wikipediaより) オタワはオンタリオ州の東端にあり、川を渡るとケベック州
  • 州を跨ぐアレクサンドラ橋

日本で県を跨いでも「県が変わったな」程度ですが、カナダは法律が州によって異なります。例えば、お酒を飲んでいい年齢が州によって違ったり。

オンタリオ州ケベック州の移動が特筆すべきところは、公用語が英語⇒フランス語に変わります。

公用語がフランス語の理由は、ケベック州はフランス植民地時代の中心地だったから。その後の幾つかの抗争・戦争を経てカナダ全土がイギリスの領土となりますが、ケベック州のフランスの文化は途絶えることなく続いています。

アレクサンドリア橋近くに掲げられた旗。左からケベック州旗、カナダ国旗、オンタリオ州旗。
ユニオンジャックが入ったオンタリオ州旗に対し、ケベック州はフランスの百合の紋が入った州旗です

 

 

  • カナダ歴史博物館(2004年当時はカナダ文明博物館)

ガティノーに渡ってすぐにあります。

カナダの先住民族等、カナダの歴史を学べます。
解説は知っている単語から内容を察する範囲ですが・・・当時使っていたモノや写真がたくさん展示されているので、十分見応えがあります。

解説が先ずフランス語、次に英語の順番で書かれており「おお、フランス語圏だ」と実感します。ちなみに知っているフランス語は「ボンジュール」「メルシー」「カヌレ」程度です。

先住民の服装や生活など。当時のカメラの室内撮影はだいたいぶれてる。

 

今考えると常設展じゃなく、企画展だったのでしょうが、「ロケット展」をやっていました。「ロケット」という愛称のアイスホッケー選手モーリス・リシャール(Joseph-Henri-Maurice Richard)に関する展示です。

 

有名な選手だったのだろうなぁという認識で眺めていましたが、今Wikipediaで調べたら、素晴らしい選手成績だっただけでなく、カナダ国内ではマイノリティであるフランス系カナダ人の象徴的な存在でもあったそうです。

「ロケット」になりきって写真を撮れるコーナー

「あなたのロケット氏の話を聞かせて」コーナー。録画することもできましたが、話せる知識なく退散

 

 

  • オタワの宿泊

監獄を改築したホステルに泊まってみないと思いましたが、夜は怖かろうと思って断念し、中心地にあるBed&Breadfastを予約。監獄ホステルはここ↓

 

夜、国会議事堂のライトアップを観てB&Bに向かったら、鍵がかかっています。

おばあちゃんが1人で運営しているB&Bらしく、早々と休息に入っていて、チャイムの音も聞こえなかったようです。通りかかった隣人の協力で何とか入れましたが、今日はどこに泊まれば?と不安でした。結果、監獄ホステルより怖かったかも知れません。

 

宿泊したBed&Breadfast どこだったかは特定できず

お部屋はこんな感じ

花柄のファンシーな壁紙に貼られるドラゴンボールのポスター。鳥山明って偉大

 

明日はキングストンに向かいます。(世界の車窓から風)

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