2004年の世界一周旅行

20年近く前の旅行の記憶が薄れないよう書き綴ります

夜警ツアーに参加(ドイツ ディンケルスビュール)

<2004年10月26日のHPより>

ヨーロッパバスから荷物を降ろし、ディンケルスビュールに宿泊します。 中世の建物が残っている街並みは、期待以上に素敵です。

人気の街ローテンブルグから車で1時間と言う近さのせいか、この街に宿泊する人はそう多くないらしく、 観光インフォメーションの人が「日本人は団体で来て、1時間程でいなくなるのよ」と嘆いていました。団体客が泊れるキャパシティは疑問ですが。

レストランも十分あるし、滞在するのもおすすめの街です!

 

<2023年の今、ふり返って>

幾つもの戦争をくぐりぬけ、中世の建物がそのまま残っている素敵な街です。

私は時期が違って見られませんでしたが、7月中旬に開催される「子供祭り」が大変有名だそうです。
スウェーデン軍の攻撃に降伏寸前だった時、村の子供たちがスウェーデン将軍に撤退を嘆願し、自分の息子に似た子供を 見た将軍が願いを聞き入れた・・・と言う逸話に基づく祭り。
ローテンブルグの一気飲みといい、スウェーデン将軍って結構いい奴そうですよね。将軍としての資質には疑問が残るけど。

宿を確保したら夕食を食べて、夜の夜警に備えます。

 

夕食・宿泊

観光インフォメーションで予約を取ってもらい、「Gasthof Goldner Hirsch」に宿泊します。絵葉書にもなっている街並みのホテルに滞在できて、テンション上がります。

レストランも併設されているので、そこで夕食を食べました。

ホテルの外観

泊まった部屋。朝食付きで税込み38ユーロのレシートが残っていました。

ホテルに併設されたレストラン

まずはビール

夕食の写真です。なんだろう、お肉です。

ホテルは2023年現在も営業しています。


夜警

ディンケルスビュールに滞在する最大の理由は「毎夜マント姿の夜警が夜回りをする」と本で見たからです。

出発地点の教会に「21時から夜警が始まります」と案内があったので、洋服を着込んで5分前から待機。 ドイツ人のご夫妻2組も参加し、警備の方の登場を待ちます。

時間通りに登場し、夜警がスタート。

歩くだけかと思ったら、教会前のレストランで立ち止まり、警笛を高らかに3回鳴らします。

歌います。 内容は「火元の確認しっかりね~」とか、そういう感じらしいです。多分。

お店の方が、お礼のワインを持って出てきます。

みんなでワインを飲み干してから、また歩き出します。


何軒かまわった後、夜警のリーダーが「警笛の回数は飲み物の合図です」と言って「この店では2回にします」と警笛を2回にしました。するとワインではなくビールが運ばれて来て、参加者は大喜び。何回でもビールじゃ・・等と野暮なことは言わない。

ビールが運ばれてきます

この調子で10件程のレストランを見回りました。
夜警メンバは警備の方を含めて6名ですが、このうちの誰かがワインを空にしないと次の店に進めません。私もローテンブルグの市長ばりに3杯飲み干し、参加者の奥さん方に飲みっぷりを褒められました。

 

ホテルに戻ってぐっすり。
翌日はディンケルスビュールを散策し、一旦ロマンチック街道を離れてミュンヘンに向かいます。

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〈ドイツ行程〉
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・Wurzburg:ヴュルツブルク
・Crelingen:クレクリンゲン
・Rothenburg:ローテンブルク
・Dinkelsbuhl:ディンケルスビュール←★今ココ
・Munchen:ミュンヘン(1)
・Schwangau:シュヴァンガウ
・Fussen:フュッセン
・Wieskirche:ヴィース
・Augsburg:アウクスブルク
・Munchen:ミュンヘン(2)
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〈世界一周行程〉
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