<2004年12月15日のHPより>
メルボルンで間借りしているおうちに日本人女性がやってきました。
すごく華やかで社交的ながら思考には芯がある女性で、話していると「彼女には、日本は狭かったかも知れない」と思いました。
<2023年の今、ふり返って>
間借りしているおうちは、2部屋貸し出していました。
1つは完全な個室でベッドに加えてクローゼットやデスクがある部屋、もう1つはキッチンをアコーディオンカーテンで仕切ってベッドだけある部屋です。
私は前者の個室を間借りしていましたが、もう一つの部屋に日本人女性Emiさんががやってきました。一旦はキッチン続きの部屋で過ごして、短期滞在の私が旅立った後に個室に移動する予定だそうです。
Emiさんがやってくると、かなりの荷物です。一方私の荷物はスーツケースだけ。
しかも呑気な私と違い、彼女はオーストラリアの学校で医療系の資格取得に向けて勉強中。彼女(とその荷物)を観た瞬間「私はキッチンの部屋に移るので、私がいる間もこっちをどうぞ」と個室を譲りました。
その出来事に感謝してくれたEmiさんは「モトコさん、洋服それだけですか?いつでも私の洋服使ってくださいね!」と申し出てくれて、友達のパーティーにも「一緒に行きませんか」声をかけてくれました。
※若い彼女の服を私が着ることはありませんでしたが。
とてもコミュニケーション能力が高い。
当時、本人は「英語はまだまだ」と言っていましたが、活発に会話しています。
「この本があれば、すぐに話せますよ」と譲ってくれた本を今でも持っています。
Give、Have等のベーシックな単語を使って意思を伝えるノウハウが書かれた本です。万人に有効かは分かりませんが、彼女のように臆せず話す度胸がある人にとっては、この本は意思を伝える単語は武器になって、さらにメキメキと語学力を伸ばすんだろうなぁと思いました。
彼女との出会いで、メルボルンでは縁がなさそうな時節(クリスマスや年越し)も楽しむことができました。
Emiさんに英語を話すコツを聞いた時「私は『映画:冷静と情熱のあいだ』のケリー・チャンをイメージしてます」と教えてくれて、映画のDVDも貸してくれました。
借りたDVDをリビング観た時、ラストシーンの竹野内豊のカッコよさに何度もリピートしていたら「モトコさん、何度もそこ観てますね」とバレて気恥ずかしい思いをした記憶があります。
って書きながら「冷静と情熱のあいだ」観たくなりました。
数週間同じ家で過ごした縁で、挙式(オーストラリアの方と結婚しましたが、日本でも挙式がありました)も招待してくれました。
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