<2004年9月22日のHPより>
欧州で絶大なる権力を誇った時代の建物は、どれを見ても「凝ってるなぁー」と感心します。いちいち贅沢です。
日本の歴史上の権力者が作った「絢爛豪華」と言われる建物も、ここでは地味に見えてしまうでしょう。 「ちょっとこのドレス派手かしら?」と思いながら出掛けたパーティーで、小林幸子に会った心境です。
<2023年の今、ふり返って>
2004年当時に書いた「小林幸子」の例えはイマイチですが、ウィーンの建築は本当に豪奢でした。
シュテファン大聖堂
ホーフブルク王宮・美術史博物館・国立図書館
Heuriger(ホイリゲ)
夜はホイリゲへ。
「今年の」を意味するドイツ語「heuer」が語源。「今年のワイン(der heurige Wein)」を意味します。その流れで、ブドウ栽培農家がワイナリーの脇で自家製ワインを提供する場所も「ホイリゲ」と呼ばれるようになり、今では出来立てのワインや食事が楽しめる場所の名前となっています。
秋に収穫されたブドウはまず「モスト」という果汁になり、4週間寝かせると「シュトゥルム/シュトルム」という濁り酒になります。ワインになる前の発酵段階のブドウ酒です。
9月中旬から10月下旬のみ「シュトゥルム」を楽しむことができます。ちょうど滞在のタイミングです。やった!
ウィーン市内から路面電車38番でGrinzing(グリンツィング地区)に足をのばし、Weingut Reinprecht(ラインプレヒト)に行きました。
ラインプレヒトは300年前の修道院を使用した素敵なホイリゲでしたが、Google検索すると現在は閉店しているようです。
ガイドブックの最初に出てくるような人気の店でしたのでビックリですが、Google Mapでは2017年に該当の住所の建物が工事中なので本当に閉じちゃったようです。
ちなみに「シュトゥルム」は飲み過ぎ禁物です。アルコール度数は低めですが、飲んでも体内で発酵し続けるのでお腹を壊す危険があります。
私の同行者は、ホイリゲ帰りの夜は大変だったそう・・・。
明日はプラハに移動します。
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